【新華社上海11月25日】中国国家鉄路集団傘下の中国鉄路上海局集団がこのほど発表した長江デルタ地域(上海・江蘇・浙江・安徽1市3省)の主要港湾の1~10月の陸海複合一貫輸送によるコンテナ輸送量は、前年同期比13・9%増の196万TEU(20フィートコンテナ換算)だった。
貨物輸送量は発展の原動力の強さを示している。長江デルタ地域の「中欧班列」(中国と欧州を結ぶ国際定期貨物列車)による輸送量も1~10月に急増した。中でも、江蘇省連雲港市を発着する「中欧班列」の運行本数は前年同期比8・3%増の511本(復路を含む)、コンテナ輸送量は3637TEU増の5万TEUに上った。
陸海複合一貫輸送や中欧班列のほか、中国遠洋海運集団(コスコ・グループ)などの海運企業も河川・海の直行航路や道路・鉄道・水路をつなぐ物流体系を構築し、総物流コストの引き下げ、港湾・輸送・貿易の一体化の基盤を固めている。