江蘇省の連雲港港を航行する電気推進タグボート「雲港電拖2号」。(資料写真、連雲港=新華社配信)
【新華社南京11月24日】中国が独自に建造した5400馬力の電気推進タグボート「雲港電拖2号」が20日、江蘇省の連雲港港で納船された。
全長39メートル、船幅10・8メートルで、満載喫水は4・8メートル、電源システムの容量は7224キロワット時。電源システムの設備容量、パワーとも世界をリードしており、各性能とも従来型タグボートに匹敵し、より高い環境保護効果、経済効果、社会効果も備える。同港を運営する連雲港港口控股集団傘下の連雲港鴻雲実業が建造した。
同集団の胡遠涛(こ・えんとう)技師長は「雲港電拖2号」について、年間300トン程度の燃料を節約し、炭素酸化物約900トンの排出を削減できると紹介した。
送電大手、国家電網傘下の国網連雲港供電によると、同船は3時間足らずでフル充電でき、12時間の作業需要に対応できるという。