世界気象中枢(北京)粤港澳大湾区サブ中枢、稼働開始

世界気象中枢(北京)粤港澳大湾区サブ中枢、稼働開始

新華社 | 2023-11-24 15:17:25

   【新華社広州11月24日】中国広東省広州市黄埔区で20日、世界気象中枢(北京)の粤港澳大湾区(広東省・香港・マカオビッグベイエリア)サブ中枢が本格稼働を開始した。同サブ中枢は「一帯一路」共同建設国に天気予報・予測サービスを提供し、気象技術の国際的な交流・研修プラットフォームとなることを目指す。

   世界気象機関(WMO)が認定する世界気象中枢(WMC)はワシントン(米国)、モスクワ(ロシア)、メルボルン(豪州)、東京(日本)などに10カ所あり、世界気象中枢(北京)は発展途上国で唯一のWMCとなっている。

   粤港澳大湾区サブ中枢は中国の国家気象センター、気象局気象探測センター、広東省気象局、広州市気象局、広州市経済技術開発区管理委員会が共同で設立した。

   広東省気象局の担当者によると、サブ中枢は国際的に先進的なレベルの気象人材研修拠点の建設も予定している。気象に関する科学技術イノベーションチームを結成し、精細な警報・予報モデルを開発するほか、中小規模の悪天候とされる気象現象の判別・追跡・ナウキャスト技術などの改良・向上も行うとしている。

   WMOのペッテリ・ターラス事務局長は稼働開始を祝うメッセージを寄せ、サブ中枢は世界気象中枢(北京)を補完する優れた役割を果たすとし、より多様な天気予報サービスと国際研修を通じ、発展途上国の気象警報・天気予報能力の向上を支援すると信じていると述べた。

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