福建省で希少樹木「小葉紅豆」の群落を発見

福建省で希少樹木「小葉紅豆」の群落を発見

新華社 | 2023-11-23 16:47:25

   福建省南平市の茫蕩山国家級自然保護区で見つかった小葉紅豆の群落。(11月2日撮影、福州=新華社配信)

   【新華社南平11月23日】中国福建省南平市の茫蕩山(ぼうとうさん)国家級自然保護区管理処はこのほど、野生植物の定期観測で保護区内とその周辺において国家1級重点保護野生植物に指定される小葉紅豆(Ormosia micropylla)の群落を発見したと明らかにした。群落は2カ所見つかり、うち一つは60株余りで構成され、最も大きいものは胸高直径14・2センチ、高さ9・5メートルに達していた。

  小葉紅豆はマメ科オルモシア属の樹木で、主に中国の広東や広西、福建、湖南、貴州などの省(自治区)で島状に植生している。多くが標高600~800メートルの山腹や山麓、森林で育ち、数は非常に少ない。成育は遅く、成木まで200年以上かかることから、人為的破壊を受けやすく、個体群の保護は大きな困難が伴う。「福建植物誌」によると、福建省内では竜岩、永安両市などに点在するのみで、群落が見つかるのは珍しいという。(記者/魏培全)pagebreak

   福建省南平市の茫蕩山国家級自然保護区で見つかった小葉紅豆。(11月2日撮影、福州=新華社配信)pagebreak

   福建省南平市の茫蕩山国家級自然保護区で見つかった小葉紅豆。(11月2日撮影、福州=新華社配信)pagebreak

   福建省南平市の茫蕩山国家級自然保護区で見つかった小葉紅豆の樹幹。(11月2日撮影、福州=新華社配信)

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