中国の家庭用分散型太陽光発電容量、１億キロワット超

   【新華社北京１１月２０日】中国国家能源（エネルギー）局はこのほど、全国の太陽光発電の設備容量が今年９月末時点で５億２千万キロワットとなり、うち家庭用の分散型太陽光発電が１億５００万キロワットに上ったと明らかにした。農村地区の５００万世帯を超え、５千億元（１元＝約２１円）以上の有効的な投資をけん引した。

　 家庭用太陽光発電はここ数年、中国で急速に広がり、経済性の向上、ビジネスモデルの刷新、開発規模の記録更新により、大規模で飛躍的な発展を遂げ、電力の安全保障と供給確保、グリーン（環境配慮型）エネルギーへの転換、農民の所得向上と雇用などの面で大きな効果を発揮し、社会・経済に良好な効果をもたらしている。

　 家庭用分散型太陽光発電の１～９月の新設容量は３２９７万７千キロワットと、分散型太陽光発電の新設容量の半数を占め、太陽光発電の新設容量の４分の１を超え、２０２２年通期（２５２５万キロワット）の１・３倍に上った。

　 関係機関は、中国農村地区の設置可能な屋上面積が約２７３億平方メートル、家庭数は８千万世帯超と予測しており、開発の将来性は非常に高いとしている。