【新華社北京11月18日】中国外交部の毛寧(もう・ねい)報道官は17日の記者会見で、岸田文雄首相が米サンフランシスコで中国の習近平(しゅう・きんぺい)国家主席と会談した際、日本産水産物の輸入全面停止措置を即時撤廃するよう求めたことについて質問を受け、次のように答えた。
習近平主席は岸田首相と会談した際、日本の福島放射能汚染水の海洋放出は全人類の健康、世界の海洋環境、国際公共利益に関わっていると指摘し、日本は国内外の合理的な懸念に真摯に対応し、責任ある建設的な態度で適切に処理すべきだと表明した。
私が強調したいのは、中国を含む各国が相応の予防と対応措置を取り、食品の安全と民衆の健康を守ることは、完全に正当かつ合理的で必要である。日本が中国に歩み寄り、建設的な態度で、協議と交渉を通じて、福島放射能汚染水の海洋放出問題を解決する適切な道を見つけることを望む。