インドネシアで浮体式太陽光発電所が稼働 東南アジア最大 中国企業が建設

インドネシアで浮体式太陽光発電所が稼働 東南アジア最大 中国企業が建設

新華社 | 2023-11-14 16:51:04

9日、インドネシア西ジャワ州のチラタダム太陽光発電所。(小型無人機から、ジャカルタ=新華社記者/徐欽)

   【新華社ジャカルタ11月14日】インドネシア西ジャワ州のチラタダムで9日、中国企業が建設した東南アジア最大の浮体式太陽光発電所が送電網に接続した。

9日、インドネシア西ジャワ州のチラタダム太陽光発電所。(小型無人機から、ジャカルタ=新華社記者/徐欽)

   ジョコ・ウィドド大統領は発電開始式に出席し、インドネシアに大型の新エネルギー発電設備を設置するという夢がやっと叶ったと述べた。水面に浮かべる浮体式太陽光発電設備では東南アジア最大になるという。インドネシアは今後も、さまざまな再生可能エネルギーの潜在力を引き出し、2060年までに温室効果ガスの排出を実質ゼロにする「ネットゼロ」の達成を目指す。 

9日、インドネシア西ジャワ州のチラタダム太陽光発電所で行われた送電開始式。(ジャカルタ=新華社記者/徐欽)

   太陽光発電所の設備容量は192メガワットで、発電エリアの水面には計13列の太陽光発電パネルを取り付けた架台が並べられ、被覆面積は約250ヘクタールに及ぶ。設備容量は192メガワットで、約250ヘクタールの水面に13列の太陽光発電パネルが並ぶ。インドネシア国営電力会社(PLN)とアラブ首長国連邦(UAE)の国営再生可能エネルギー大手マスダールが共同で開発し、中国インフラ大手の中国電力建設集団の傘下、華東勘測設計研究院が建設した。

9日、インドネシア西ジャワ州のチラタダム太陽光発電所で行われた送電開始式。(ジャカルタ=新華社記者/徐欽)

   同研究院でチラタ建設工事のマネージャーを務める張会忠(ちょう・かいちゅう)氏は、商業運転後の年間発電量は30万メガワット時に達する見通しで、標準炭換算で年間11万7千トンの石炭消費を節約するほか、二酸化炭素(CO2)の年間排出量を21万4千トン、二酸化硫黄(SO2)を9千トン、窒素酸化物(NOX)を4500トンそれぞれ削減でき、約5万世帯にクリーンな電力を供給可能と述べた。

9日、インドネシア西ジャワ州のチラタダム太陽光発電所で行われた送電開始式。(ジャカルタ=新華社記者/徐欽)

9日、インドネシア西ジャワ州のチラタダム太陽光発電所。(小型無人機から、ジャカルタ=新華社記者/徐欽)

9日、インドネシア西ジャワ州のチラタダム太陽光発電所。(小型無人機から、ジャカルタ=新華社記者/徐欽)

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