中国北斗産業、質の高い発展の段階へ 各分野で応用進む

中国北斗産業、質の高い発展の段階へ 各分野で応用進む

新華社 | 2023-11-13 10:47:59

   【新華社北京11月13日】中国が独自開発した衛星測位システム「北斗」の応用が進んでいる。6月末現在で家電以外の各種対応端末は2300万台に迫り、国内通信ネットワークの使用許可を取得した北斗対応のスマートフォン機種は300機種以上、出荷台数は1億2千万台を超える。

  中国衛星導航定位協会(GLAC)が9日、浙江省湖州市徳清県で開かれた「第1回中国測量製図地理情報大会」で発表した「中国北斗産業発展指数報告」は、北斗産業発展の各方面の状況を指数で表した初の研究リポートとなった。

  これによると、家電以外の北斗対応端末は6月末現在で2300万台に迫り、前年同期比46・9%(727万台超)増加した。衛星測位機能を備えた端末に占める北斗対応端末の割合は50%を超えた。

  北斗の応用はあらゆる業界で進んでいる。経済や生活に深くかかわる主要業界の北斗対応端末数は1300万台を超え、うち交通・輸送用車両は800万台を超え、モバイル通信は380万台、農林畜産漁業は160万台、公安は230万台に上る。ラジオ・テレビ、気象観測、天然資源、エネルギー・電力、都市管理などでの応用端末数は10万台を突破し、急速に利用が広がっている。人々の生活にも浸透し、スマホやウエアラブルデバイスなど大衆型消費財の標準装備になっている。

  同協会の于賢成(う・けんせい)会長は「北斗産業はここ10年で急速な成長の進歩を続け、市場化、産業化、国際化、大衆化などで進展を収め、その発展レベルは新たな高みに達している」と語る。「北斗産業の発展はスタート段階から成熟段階、グローバルサービス段階へと進み、利用の規模を拡大、利用の程度も深まっている。北斗産業は質の高い発展の新たな段階へ突き進んでいる」とした。

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