【新華社北京11月10日】中国商業連合会がこのほど発表した11月の中国小売業景気指数(CRPI)は50・8で前月比0・5ポイント微減となったが、好不況の節目となる50を引き続き上回った。国内最大規模のネット通販セール「双11(ダブルイレブン)を迎える11月、電子商取引(EC)企業の見通しが顕著に改善し、前年同月にも増して楽観的となっている。
業界別に見ると、商品経営指数は1・9ポイント低下の50・1だった。サブ指数の売上高指数は5・1ポイント大幅低下の49・8で50を割り込んだ。商品経営企業の実店舗販売見通しの低下を示した。「双11」でオンライン消費の急増が見込まれることが影響したとみられる。
EC経営指数は2・8ポイント上昇の52・7だった。サブ指数の実物商品総売上高指数は6・0ポイント大幅上昇の55・6で直近1年の最高となった。「双11」の販売見通しが良いことを示した。オンライン総商品数指数は1・5ポイント上昇の52・8で、企業の仕入れ意欲が継続的に高まっていることを反映した。客単価指数は4・3ポイント上昇の53・8で直近1年の最高となり、11月のセールに伴う客単価上昇の見通しを示した。