中仏の最先端技術連携、着実に進展

中仏の最先端技術連携、着実に進展

新華社 | 2023-11-09 16:02:51

   【新華社パリ11月9日】フランス・トゥールーズの国立科学研究センター(CNRS)はこのほど、中国とフランスの両国はニュートリノ、ガンマ線バーストなどの最先端科学技術分野の連携が着実に進んでいるとし、中国科学界代表団の相次ぐ訪仏は、科学技術連携のいっそうの強化にプラスになるとの文章をホームページに掲載した。

   CNRSは最近、中国社会科学院、中国国家自然科学基金委員会、中国科学院の代表団を迎え、中国科学院とは、協力枠組み協定を更新した。文章は、CNRS北京事務所のフィリップ・アルノー所長の話として、代表団の相次ぐ来仏は、中国が「国際協力、特に欧州との協力に対する意欲」を示していると伝えた。

   また、中国はここ10年、科学研究に多額を投じ、高水準の科学研究者を大規模に育て上げ、国内外の人材を受け入れ、積極的に国際協力を展開して世界の科学分野のトップグループに入ったと指摘。中国の多くの科学実験室や大学は科学技術パークのバックアップを受け、パーク内には、企業インキュベーターや大型産業グループが入居し、こうした関係性は科学研究成果の産業変革への移転を大きく加速させているとの見方を示した。

   紹介によると、両国はここ数年、最先端科学技術分野の協力プロジェクトを着実に進めている。例えば、CNRSの国立核物理粒子物理学研究所(IN2P3)は、中国広東省の「江門地下ニュートリノ実験(JUNO)」プロジェクトに積極的に関与。両国の科学研究機関は、宇宙でのガンマ線バースト観測に使う「多波長変動天体監視衛星(SVOM)」プロジェクトに共同で取り組んでいる。

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