7日、第17回中日友好交流会議の会場。(北京=新華社記者/張帆)
【新華社北京11月8日】中国北京市で7日、第17回中日友好交流会議が開かれた。中日友好協会の唐家璇(とう・かせん)会長、日中友好協会の丹羽宇一郎会長が会議に書面であいさつを寄せ、中国人民対外友好協会の楊万明(よう・ばんめい)会長、中日友好協会の程永華(てい・えいか)常務副会長、在中国日本国大使館の小泉勉特命全権公使が開幕式に出席してあいさつを述べた。
唐家璇氏は書面あいさつで次のように表明した。今年は中日平和友好条約締結45周年に当たる。両国は45年前、平和共存、世々代々の友好という大きな方向性を確立した。中日友好の根幹は民間にあり、未来は若者にあり、活力は地方にある。双方は両国関係の発展過程から力と知恵をくみ取り、貴重な平和発展の成果を守り、友好協力の新たな一章を共に書き続けなければならない。会議を通じて、中日民間友好の新たな局面を切り開くための提言や献策を行うことを希望している。
楊万明氏はあいさつで次のように指摘した。中日関係の発展過程を振り返ると、両国民間の友好往来は常にかけがえのない重要な役割を果たしてきた。われわれは両国の民間友好と人的・文化交流のしっかりとした基盤を十分に活用し、より多くの交流や協力、相互学習の場を構築し、友好都市や青少年交流活動を積極的に展開し、両国民の相互理解を増進すべきだ。
丹羽宇一郎氏は書面あいさつで次のように表明した。新型コロナ流行の影響を乗り越え、第17回日中友好交流会議が会場で開催されることをうれしく思っている。日中両国は共にアジアと世界における重要な国である。日中関係は両国民の根本的な利益に関わっているのみならず、地域と世界の繁栄と安定にも影響を与えている。平和、友好、協力こそ日中両国にとって唯一の選択肢である。
程永華氏は、中日が協力すれば共に利益を得、対抗すれば共に損することは、歴史と現実が何度も証明してきたとし、われわれは互いに歩み寄り、条約締結の初心を守り、互恵協力を深め、中日友好の大局を共に守っていかなければならないと述べた。
小泉勉氏は、日中両国は引越しのできない永遠の隣人で、相互学習の長い歴史を持つと述べ、両国の相互理解の増進はこれからの日中関係の発展に欠かすことができないと強調した。
会議は「条約締結の初心を伝承し、新時代の民間友好を発展させる」をテーマに、中国人民対外友好協会と中日友好協会、日中友好協会が共催した。両国の友好団体と人々が地方や民間の交流活動の経験を分かち合い、相互補完を行い、新たな情勢下における中日民間友好事業の発展方向について共に検討した。同会議は1983年の初回開催から中日両国で交互に開催されており、両国民間友好交流の重要なプラットフォームになっている。(記者/張帆)pagebreak
7日、開幕式で丹羽宇一郎氏の書面あいさつを代読する日中友好協会の岡﨑温理事長。(北京=新華社記者/張帆)pagebreak
7日、開幕式であいさつを述べる程永華氏。(北京=新華社記者/張帆)pagebreak
7日、集合写真に納まる参加者。(北京=新華社記者/張帆)