青蔵鉄道のEC急行便列車、初めてラサに到着

青蔵鉄道のEC急行便列車、初めてラサに到着

新華社 | 2023-11-08 16:24:54

   青蔵鉄道の上を走り、楚瑪爾河(そまじが)を横断する列車。(7月29日、小型無人機から、西寧=新華社記者/劉詩平)

  【新華社西寧11月8日】中国国家鉄路集団傘下の中国鉄路青蔵集団が運行する電子商取引(EC)急行便列車が5日、初めて西蔵自治区に到着した。これにより、同社の2023年ネット通販ピーク期向けの鉄道輸送サービスがスタートした。

  青海省西寧市の西寧駅を2日午後8時30分に出発した列車は、EC急行便200トン余りを積載し、50数時間後の5日午前0時30分、西蔵自治区ラサ市のラサ西駅に到着。中国国家鉄路集団傘下の物流会社、中鉄快運青蔵分公司の張海兵(ちょう・かいへい)業務経理は、「青蔵道路を利用した輸送に比べ、列車での輸送は安全で素早く、コストも低い」と紹介する。

  中国鉄路青蔵集団は市場需要に対応するため、青蔵鉄道の貨物輸送の強みを生かし、輸送力資源の配置を改善、中鉄快運青蔵分公司と共同で、社会的企業や物流サービスプラットフォームなどの資源を融合させ、旅客向け動車組(動力分散式列車)のほか、西蔵に向かう貨物列車や農村振興定期貨物列車などの輸送力を利用してネット通販ピーク期向けの鉄道輸送サービスをスタートした。期間は1日からの20日間で、青海省と西蔵自治区の消費者のネット通販に伴う物流需要に対応する。

  張氏によると、今期は1日当たり5車両分約200トンを輸送し、ピーク期間を通じて合計4千トン余りのEC急行便サービスを提供するとみられる。

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