東麗(中国)投資副董事長、拡大する中国市場は魅力ある 第6回輸入博

東麗(中国)投資副董事長、拡大する中国市場は魅力ある 第6回輸入博

新華社 | 2023-11-07 15:19:00

5日、取材に応じる姫島義夫氏。(上海=新華社記者/彭純)

   【新華社上海11月7日】第6回中国国際輸入博覧会が5日、上海市で開幕した。今年初めて出展した日本の化学大手、東レの中国法人、東麗(中国)投資の姫島義夫副董事長は新華社の取材に対し「中国へ投資する魅力は、何といっても着実に拡大する中国市場だ」との見方を示した。

   姫島氏によると、東レは中国で繊維やフィルム、樹脂、医療機器、水処理など数多くの事業を展開している。中国での関係会社は現在、40社ほどあり、製造会社や商事会社を含む。これまでの投資額は約200億元(1元=約21円)に上る。

5日、輸入博の会場に設置された東レのブース。(上海=新華社記者/楊珏)

   姫島氏は「中国の経済分野における台頭は、各国の相互利益となっている」と指摘。中国の外資企業に対する誘致の奨励策は非常に多岐にわたるため、東レは事業に合った優遇施策を有効に活用し、更なる事業拡大を図ると述べた。

   また、中国の脱炭素政策「双炭」目標(二酸化炭素<CO2>排出量の2030年までの減少転換、60年までの実質ゼロ)を高く評価した。サステナビリティは21世紀の世界における最重要の共通課題であるため、東レは「東レグループサステナビリティ・ビジョン」を策定し、革新技術、先端材料の提供により、関連する世界的課題の解決に貢献していくことを目指していると説明した。

5日、取材に応じる姫島義夫氏。(上海=新華社記者/彭純)

   初めての輸入博出展については「輸入博は国家レベルのハイレベルな総合展示会であり、展示自体が非常にバラエティーに富んでおり、来場者も大変多いのが印象的だ」と述べ、日本企業に対し「ぜひ来ていただいてその良さを感じ、積極的に出展していただきたい」と呼びかけた。(記者/彭純、楊珏、許暁青)

5日、輸入博の会場に設置された東レのブース。(上海=新華社記者/彭純)

5日、東レのブースを見学する来場者。(上海=新華社記者/楊珏)

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