国有大手銀行6行、1~9月はそろって増益

国有大手銀行6行、1~9月はそろって増益

新華社 | 2023-11-07 15:41:40

   【新華社北京11月7日】中国の国有大手銀行6行の1~9月期決算が出そろい、いずれも業績が安定した。6行とも純利益が増加し、中国工商銀行は前年同期比0・8%増、中国農業銀行は5・0%増、中国銀行は1・6%増、中国建設銀行は3・1%増、交通銀行は1・9%増、中国郵政儲蓄銀行は2・5%増となったが、伸び率はいずれも鈍化した。

   純利益は増えたものの、経常収益が圧迫された銀行もあった。売上高から見ると、工商銀(3・6%)、農業銀(0・5%)、建設銀(1・3%)の3行が減少した一方、中国銀(7・1%)、交通銀(1・7%)、郵政貯蓄銀(1・2%)が増加した。

   収益性の指標となる純金利マージン(NIM)は縮小傾向が続いている。工商銀は31ベーシスポイント低下の1・67%、農業銀は34ベーシスポイント低下の1・62%、中国銀は13ベーシスポイント低下の1・64%、建設銀は30ベーシスポイント低下の1・75%、交通銀は20ベーシスポイント低下の1・30%、郵政貯蓄銀は18ベーシスポイント低下の2・05%で、郵政貯蓄銀のNIMが最も高かった。

   資産の質は保たれ、9月末時点の不良債権比率は工商銀が1・36%、農業銀が1・35%、中国銀が1・27%、建設銀が1・37%、交通銀が1・32%、郵政儲蓄銀が0・81%でいずれも年初から低下した。

   自己資本比率も十分で、9月末時点では工商銀が18・79%、農業銀が16・62%、中国銀が17・30%、建設銀が17・57%、交通銀が14・65%、郵政儲蓄銀が13・38%だった。

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