中国重慶市、メキシコとの経済・貿易協力を強化

中国重慶市、メキシコとの経済・貿易協力を強化

新華社 | 2023-11-06 13:15:27

重慶豊都三和実業のザーサイ工場で作業する従業員。(10月23日撮影、重慶=新華社記者/王全超)

   【新華社重慶11月6日】中国重慶市はここ数年、中南米、特にメキシコとの経済・貿易協力を拡大している。2021年の貿易額は前年比6・1%増の128億4800万元(1元=約20円)、22年は6・2%増の136億4千万元で、中南米で最大の貿易相手となっている。

重慶豊都三和実業のザーサイ工場で、ザーサイを漬け込むかめの密封状況を確認する従業員。(10月23日撮影、重慶=新華社記者/王全超)

   同市からはますます多くの特産品が海外進出を果たしている。豊都県で100年の歴史を持つザーサイ(榨菜)もメキシコへの進出を探っている。ザーサイの加工と輸出を手掛ける重慶豊都三和実業の黄涵(こう・かん)董事長は「01年からザーサイの輸出を始めた。22年には1万トン前後を輸出し、生産額は約1億元に上った」と語る。「メキシコ人の好みに合わせ、8種類のザーサイを開発した。12月に見本品を持ってメキシコに行く計画だ」という。

   現地で30年以上にわたり貿易に従事しているメキシコ・ユカタン半島華僑華人連合会の白義(はく・ぎ)会長は「中国は対外開放を拡大しており、ザーサイなど多くの良質な農産物がメキシコなど中南米諸国の市場に進出し、経済・貿易で民間交流をけん引している」と語った。

重慶恒都農業集団の牛肉加工工場で作業する従業員。(10月23日撮影、重慶=新華社記者/王全超)

   重慶市からはラッキョウも海外に出荷されている。30年以上にわたりラッキョウなどの農産物加工を手掛けてきた重慶豊都明富実業の肖朝明(しょう・ちょうめい)総経理によると、同社は06年に輸出のチャンスをつかみ、ラッキョウ製品を日韓や東南アジアなどの市場に輸出。年間輸出量は既に1800トンに上っている。(記者/張琴、呉昊、呉燕霞)

重慶恒都農業集団の飼育場で餌を食べる牛。(10月23日撮影、重慶=新華社記者/王全超)

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