ファーストリテイリングの呉品慧グループ執行役員、ユニクロ大中華圏最高マーケティング責任者(CMO)。(資料写真、上海=新華社配信)
【新華社上海11月6日】第6回中国国際輸入博覧会が5日、上海市で開幕した。世界的なファッションブランド、ユニクロは4年連続の出展となり、すでに「なじみの顔」となっている。
ブランドを展開するファーストリテイリングでユニクロ大中華圏最高マーケティング責任者(CMO)を務める呉品慧(ご・ひんけい)グループ執行役員は新華社の取材に対し「中国市場を有望視している。世界第2位の経済大国であり、経済に巨大な粘り強さと潜在力がある。開放的で包容的なビジネス環境とイノベーションの雰囲気のおかげで、わが社の世界第2位の市場となっている」と語った。
5日、第6回輸入博のユニクロブース。(上海=新華社記者/彭純)
同社はこの4年、輸入博で10種類以上の新商品を発表または初展示してきた。多くの商品は既に世界数十億の消費者の暮らしに溶け込み、中国でも国内最大規模のネット通販セール「双11(ダブルイレブン)」との連動で売り上げを大きく伸ばしている。
今年の輸入博でも引き続き未来の消費者ニーズと生活様式に焦点を当て、米誌フォーチュンの「現代の偉大なデザイン100選」に選ばれたウルトラライトダウン、発熱・保温効果のある機能性下着「ヒートテック」、東レと共同開発した中綿「パフテック」など十大主力商品を展示した。
5日、第6回輸入博のユニクロブース。(上海=新華社配信)
呉氏は、同社にとって輸入博は中国市場に製品や技術、デザイン、コンセプトを全面的に発信す好の機会だと説明。1千平方メートルの展示ブースは業者や消費者に対してコンセプトやイノベーションなど製品デザインの背後にある技術と芸術をより直観的に伝えることができるほか、消費者からのフィードバックも直接集めることができると指摘し、輸入博の場を借りて引き続き製品効果を企業ブランド効果に高め、消費経済を後押しし、中国市場に対する信頼を示していきたいと述べた。
中国市場では引き続き出店を加速させ、今後2カ月で20店近くを出店すると明らかにした。商品開発についても、中国市場のニーズを重視し、世界での製品イノベーションと研究開発を先導していくとし「引き続き中国のサプライチェーンの優れたパートナーと提携し、共に成長していく。環境に配慮したグリーンサプライチェーンを構築して『中国クオリティー製造』の世界進出を後押しし、世界の発展チャンスを分かち合っていく」と語った。(記者/彭純、楊珏 、許暁青)
5日、第6回輸入博のユニクロブース。(上海=新華社配信)
5日、第6回輸入博のユニクロブース。(上海=新華社配信)
5日、第6回輸入博のユニクロブースを訪れた来場者。(上海=新華社記者/楊珏)
5日、第6回輸入博のユニクロブース。(上海=新華社記者/楊珏)
5日、第6回輸入博のユニクロブースで、来場者に製品を紹介するスタッフ(右端)。(上海=新華社記者/楊珏)
5日、第6回輸入博のユニクロブースを訪れた来場者。(上海=新華社記者/楊珏)
5日、第6回輸入博のユニクロブースを訪れた来場者。(上海=新華社記者/楊珏)
5日、第6回輸入博のユニクロブース。(上海=新華社記者/楊珏)