10月24日、インタビューに応じるクアルコムの孟樸中国エリア董事長。(マウイ島=新華社記者/譚晶晶)
【新華社マウイ島11月5日】米半導体大手クアルコムの孟樸(もう・ぼく)中国エリア董事長はこのほど、ハワイで新華社のインタビューに応じ、中国国際輸入博覧会は新技術、新協力、新体験を展示する重要な場で、同社と中国のパートナーがより多くの協力成果を得ることにつながると述べた。第1回から輸入博に参加する米国企業として、中国のパートナーと手がけた最新製品の展示に期待を示した。
孟氏は「輸入博は注目度が高く、各方面と学び、交流する良い機会を提供してくれる」と指摘。クアルコムは中国での30年近い事業展開を通じて中国の改革開放を見届け、参加し、中国のモバイル通信産業と共に進歩してきたとし、同時に中国のビジネス環境の絶え間ない改善も実感してきたと述べた。中国はイノベーション経済に力を入れ、イノベーションの尊重、知的財産権の保護に対する社会の意識も高まっているとの見方を示し「中国の経済発展、特にモバイル通信産業の発展を強く信じている」と語った。
中国のパートナーとの協力については、中国は常に世界で最も重要な市場であり、世界の売り上げの半分以上を占めると強調。中国企業との緊密な協力関係、特に無線通信分野での中国パートナーとの戦略的協力が相互に成果をもたらし、同社とパートナーの国際競争力を一層向上させたと説明した。
「引き続き中国の産業チェーン、パートナーとの協力を深め、世界市場で協力とウィンウィンを実現していく」とも述べた。
ここ数年は中国で第5世代移動通信システム(5G)ネットワークが急速に発展し、同社も関与を深めている。中国のパートナーとの協力成果はますます高まり、取引先も拡大している。
孟氏は、取引先の拡大は同社の多元化戦略と構造転換への取り組みを反映しており、中国の産業構造の高度化もより多くの発展チャンスをもたらしたと指摘。今後も中国のパートナーと緊密に協力し、5G技術の発展と世界での普及を共に進めていく考えを示した。