厳復翰墨館の入り口。(資料写真、福州=新華社配信/遊憶君)
【新華社福州11月3日】中国福建省福州市の有名観光スポット「三坊七巷(さんぼうしちこう)」にある厳復(げんふく)翰墨館は、清末から中華民国初期の思想家、厳復の書や書籍300点余りを収蔵している。施設は明代の古建築「宮苑里」を基に建てられ、敷地面積は約3千平方メートル。美しい庭園と優れた文化財を兼ね備え、過去と現在を融合した博物館で、2017年には北京大学と故宮博物院でテーマ展示も実施している。
常設展示は「盆景園」「厳復の書画」「厳復の生涯」「厳復書院」の4部分からなる。「盆景園」には著名な盆栽職人が手掛けた作品700点余りが並び、「厳復の書画」には厳復の臨書や対聯(ついれん、対句)など60点余りを展示。「厳復の生涯」では、厳復の思想を紹介している。「厳復書院」は明清時代の古建築で、文化・芸術・教育交流のための空間となっている。pagebreak
厳復翰墨館の盆景園。(資料写真、福州=新華社配信/遊憶君)pagebreak
厳復翰墨館の盆景園。(資料写真、福州=新華社配信/遊憶君)pagebreak
厳復翰墨館の「厳復の書画」展示。(資料写真、福州=新華社配信/陳賀)pagebreak
厳復翰墨館で展示されている厳復の書。(資料写真、福州=新華社配信/鄒訓楷)