10月30日、社屋前に展示された巨湾技研の超急速充電車載電池の搭載が可能なモデル。(広州=新華社記者/周穎)
【新華社広州11月2日】中国で急速充電設備の開発・製造などを手がける広州巨湾技研の超急速充電車載電池工場が10月30日、広州市南沙区に完成した。これにより同社は、新エネルギー車(NEV) 用超急速充電車載電池の量産体制を確立した。
同社の裴鋒(はい・ほう)総裁によると、同工場は10分から15分間の超急速充電と5分から10分の超高速充電車載電池を量産する専門工場だという。
同氏は「10分以内に80%以上充電できる車載電池により、新エネルギー車のオーナーのイライラを大幅に軽減できる」と話す。
この超急速充電車載電池専門工場の総投資額は約40億元(1元=約21円)で、第1期の年間生産能力は4ギガワット時(GWh)で、6万台分の電池を供給できる。工場が全面的に完成した後の年間生産能力は8GWhに拡大する。これらの製品は広汽埃安新能源汽車、合創汽車(HYCAN)、創維汽車(スカイワース・オート)など、多くのメーカーの車に搭載される。(記者/周穎)pagebreak
10月30日、充電中の新エネルギー車。(広州=新華社記者/周穎)pagebreak
10月30日、新エネルギー車用充電スタンド。(広州=新華社記者/周穎)