中国の貿易促進機関、１～９月の証明書発給数１３・４％増

   【新華社北京１１月２日】中国国際貿易促進委員会（ＣＣＰＩＴ）は１０月３１日の記者会見で、原産地証明書や物品の一時輸入に用いる通関手帳（ＡＴＡカルネ）、国際商事証明書など各種証明書の１～９月の発給件数が前年同期比１３・４％増の４５５万６００件だったと発表した。

　 全国の貿易促進機関が発給した一般原産地証明書は１２・２％増の２８９万３６００件、輸出額は６・５％増の２８７９億６８００万ドル（１ドル＝約１５１円）。特定原産地証明書は１９・１％増の１１９万９３００件で、輸出額は７・６％増の４８８億９３００万ドルだった。地域的な包括的経済連携（ＲＣＥＰ）協定に基づく原産地証明書は４７・２％増の１５万９５００件、輸出額は１０・１％増の５４億７８００万ドルとなった。

　 ＡＴＡカルネは３・２倍の７１０１件、貨物価額は２・６倍の約１９億８８００万元（１元＝約２１円）、取得企業数は４・１倍の３１２４社に増加した。企業が海外で見本市への出展など経済・貿易関連イベントに参加する回数と規模が急増していることを反映した。