中国航空貨物輸送業の発展が加速

中国航空貨物輸送業の発展が加速

新華社 | 2023-11-01 19:05:59

鄂州花湖空港で貨物を積み込む順豊航空機。(4月1日撮影、鄂州=新華社記者/呼濤)

   【新華社北京11月1日】中国航空貨物輸送業の発展が加速している。航空機保有数が中国で最も多い貨物航空会社の順豊航空(SFエアラインズ)はこのほど、保有機が86機に増えたと明らかにした。年初から9機を新規投入した。保有規模の持続的な拡大で、大型ネット通販セール「双11(ダブルイレブン)」などの物流ピークに対応する。

   広東省深圳に本部を置く同社は、宅配大手の順豊控股(SFホールディング)傘下の貨物航空会社で、中国初の民営航空宅配会社でもある。中国だけでなくアジアの他の国もカバーし、欧米やオセアニアにも広がる航空路線ネットワークを築き、国内外の100以上の目的地に就航している。

鄂州花湖空港の上空を飛行する順豊航空(SFエアラインズ)の貨物専用機。(2022年7月17日撮影、鄂州=新華社記者/肖芸九)

   2022年7月に開港した国内初の貨物専用空港、湖北省鄂州の鄂州花湖空港はこのほど、年初からの貨物・郵便物取扱量が10月17日に10万トンの大台を突破した発表した。4月1日には初の国際路線を就航。現在、44国内路線と7国際路線を運航している。

   フェデックス副社長で中国地域総裁の陳嘉良(ちん・かりょう)氏は、中国市場での業績を上げるため、同社は物流ネットワーク拡充に力を入れていると語る。現地の協力パートナーと連携し、航空貨物輸送インフラの整備を共同で進め、航空貨物ハブの構築を支援。現在は中国で毎週300を超える国際貨物便を運航している。

   中国民用航空局が発表したデータによると、8月の航空輸送は良好な回復傾向を維持し、業界全体の輸送トンキロは前年同月比87・4%増の116億1千万トンキロに上り、2カ月連続で19年同月の水準を上回った。民間航空業の貨物・郵便物輸送量は19年同月比1・1%増の63万6千トンで、3カ月連続で60万トンを超えている。

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