中国建設銀行東京支店、「中国資本市場セミナー」開催

１７日、東京で開かれた「中国資本市場セミナー」の会場。（東京＝新華社配信）

   【新華社東京１０月３１日】中国建設銀行東京支店はこのほど、東京都内で「中国資本市場セミナー」を開催した。三井住友銀行、みずほ銀行、野村証券、大和証券など日本の１６金融機関が会場とオンラインで参加し、中国の資本市場と投資チャンネルへの理解を深めた。

   １７日、東京で開かれた「中国資本市場セミナー」であいさつする中国建設銀行本店国際業務部の岳留昌副総経理。（東京＝新華社配信）

   セミナーに出席した同行本店国際業務部の岳留昌（がく・りゅうしょう）副総経理は、中国が質の高い発展を推進し続け、経済のファンダメンタルズは長期的に上向き、資本市場は見通しが明るいと指摘。日本の金融機関による中国の資本市場への投資を歓迎しており、中国建設銀行もワンストップ式金融サービスに努め、国内外の市場をつなぐサポートをすると表明した。

   同行本店の専門家チームは日本の金融機関が中国の資本市場と投資チャンネルについて理解を深められるよう、債券市場や適格海外機関投資家（ＱＦＩＩ）、適格境外有限責任組合（ＱＦＬＰ）、人民元建て債券「パンダ債」、越境人民元などをテーマにそれぞれ講演した。

   グループディスカッションでは中国市場への投資に関し、日本の各金融機関から寄せられた質問に詳しく回答した。

   参加者からはセミナーの内容が経済の関心事と一致しており、金融専門家による解説も詳細で分かりやすく、日本の金融関係者が中国の経済発展の見通しをより明確に理解し、中国の越境資本市場の現状について認識を深める機会となったとの声が多く聞かれた。（記者／郭丹）