キューバ、中国製の現代的「浮きドック」運用開始

キューバ、中国製の現代的「浮きドック」運用開始

新華社 | 2023-10-30 14:22:21

   24日、浮きドックの甲板で働く作業員。(ハバナ=新華社配信)

  【新華社ハバナ10月30日】キューバ・ハバナ港で24日、浮揚能力2万2千トンの中国製浮きドックの本格運用が始まった。この浮きドックは中国エンジニアリング大手、中国機械進出口(集団)がキューバ運輸省傘下で同国最大の船舶修繕・建造企業に引き渡した。

  運用開始式典には中国の張歩新(ちょう・ほしん)駐キューバ臨時代理大使とキューバのロドリゲス運輸相、両国企業の関係者が参加した。張氏は、双方の共同努力によって今のキューバないしカリブ地域で最大かつ最先端の浮きドックが完成したと強調し、キューバ海運業の発展レベルを引き上げ、経済・社会的なメリットの増大につながると評価した。

  ロドリゲス氏は新華社の取材に応じ、新しい浮きドックはキューバの経済発展を力強く促進するとし、「浮きドックの運用開始はキューバの船舶修繕業を改めて振興し、さらに多くの外貨収入をもたらし、新たな雇用機会を創出するだろう」と述べた。

  この浮きドックは全長240メートル、幅48メートル、高さ18メートルで、運用初日に総トン数7500トンの船舶1隻がメンテナンスのために入渠した。

  キューバの船舶修繕・メンテナンス会社、カリビアン・ドライドック・カンパニー(CDC)に40年以上勤務するイシドロ・レイノソ技師は「(新しい浮きドックによって)私たちの作業能力が引き上げられ、キューバだけでなく、世界の他の国から来る多くの船にもサービスを提供できるようになる」と意気込んだ。pagebreak

   24日、キューバ・ハバナ港の浮きドックで働く作業員。(ハバナ=新華社配信)pagebreak

   24日、浮きドックの甲板を歩く作業員。(ハバナ=新華社配信)pagebreak

   24日、浮きドックの甲板で中国の張歩新(ちょう・ほしん)駐キューバ臨時代理大使(前列左から5人目)と話し合うキューバのロドリゲス運輸相(前列左から4人目)。(ハバナ=新華社配信)

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