モノのインターネット産業が急成長　中国江蘇省無錫市

２０日、世界モノのインターネット（ＩｏＴ）博覧会で国家電網のブースに展示された自動巡回点検車。（南京＝新華社記者／何磊静）

   【新華社南京１０月３０日】中国江蘇省無錫市でこのほど、「２０２３世界モノのインターネット（ＩｏＴ）博覧会」が閉幕した。会期中、コネクテッドカーや産業用インターネット、インテリジェント・コンピューティング、人工知能（ＡＩ）などの分野に及ぶ重大プロジェクト５３件が調印され、契約額は１０８０億元（１元＝約２０円）に上った。

２０日、世界モノのインターネット（ＩｏＴ）博覧会に展示された産業用ロボット。（南京＝新華社記者／何磊静）

   博覧会の展示面積は約５万平方メートルに上り、中国送電大手の国家電網、中国通信大手の中国移動通信（チャイナモバイル）、米マイクロソフト、独総合電気大手シーメンス、米電気自動車（ＥＶ）大手テスラなど国内外の著名企業５２２社が出展した。情報認識やネットワーク伝送、アプリケーション処理などの分野に焦点を当てた新たな製品・技術・業態１００件以上を展示。うち初公開は４７件に上り、ＩｏＴ分野における産業変革やアプリケーションの刷新を集中的に紹介した。

２０日、世界モノのインターネット（ＩｏＴ）博覧会に展示された自動運転バス。（南京＝新華社記者／何磊静）

   「ＩｏＴの都」と呼ばれる無錫市は、センサーやセンシング装置、スマートハードウエア、情報通信、アプリケーションサービスを網羅する整備されたチェーンを構築している。市内にはＩｏＴ関連の各分野の企業３千社以上が集まるなど、ＩｏＴ産業の規模は４０１１億元に上る。（記者／何磊静）

２０日、展示会の会場でスマート運転関連の機器を体験する来場者。（南京＝新華社記者／何磊静）

２０日、世界モノのインターネット（ＩｏＴ）博覧会に出展したテスラのブース。（南京＝新華社記者／何磊静）