屋上太陽光発電が「ソーラー銀行」に 江蘇省徐州市

屋上太陽光発電が「ソーラー銀行」に 江蘇省徐州市

新華社 | 2023-10-26 10:24:08

工場の屋根でソーラーパネルを点検する電力供給会社、国網徐州供電の職員。(9月30日撮影、徐州=新華社配信)

   【新華社南京10月26日】中国江蘇省徐州市では、市下の8県(市、区)が屋上分散型太陽光発電開発の国家試行地域に指定されたことを機に、農家の屋根や企業の工場などに太陽光発電設備が設置された。これらの設備は低炭素都市の建設と省エネを進める「ソーラー銀行」になっている。

徐州市の農家の屋根に並ぶソーラーパネル。(9月20日撮影、徐州=新華社配信)

   豊県順河鎮の岳荘新村では、農家の屋根にソーラーパネルがずらりと並ぶ。設置時の費用負担はなく、500戸余りの低収入農家に持続可能な収益をもたらしている。

徐州市の農家の屋根に並ぶソーラーパネル。(9月20日撮影、徐州=新華社配信)

   同市の機械設備企業、江蘇巨傑機電は、810万元(1元=約21円)を投資し、工場の屋根など1万9千平方メートルに1・9メガワットの太陽光パネルを設置した。年間の発電量は235万キロワット時に上り、電気代58万元の節約につなげている。(記者/劉宇軒)

企業の担当者にソーラーパネルの保守について説明する電力供給会社、国網徐州供電の職員。(9月30日撮影、徐州=新華社配信)

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