「一帯一路」構想は経済と工業の発展促す トリニダード・トバゴ貿易産業相

「一帯一路」構想は経済と工業の発展促す トリニダード・トバゴ貿易産業相

新華社 | 2023-10-26 10:27:21

   【新華社ポート・オブ・スペイン10月26日】トリニダード・トバゴのポーラ・ゴピスクーン貿易・産業相はこのほど、同国の首都ポート・オブ・スペインで新華社の単独取材に応じ、「一帯一路」共同建設構想は同国を含む共同建設国の発展戦略とマッチングしており、各国に発展の好機をもたらし、中国以外の国々がグローバルバリューチェーンにより良く溶け込むよう支援していると評価した。

   トリニダード・トバゴは5年前、カリブ海諸国の中で率先して「一帯一路」共同建設に参加した。中国企業が投資、建設する工業団地「フェニックスパーク」がこのほど完工し、貿易・産業省傘下の企業に引き渡された。カリブ海地域初の「一帯一路」共同建設プロジェクトとなる。

   トリニダード・トバゴ政府はここ数年、経済の多元化を推進し、非エネルギー業界の発展を重視している。フェニックスパークは付加価値が高く、環境に配慮した軽工業団地に位置づけられ、中南米とカリブ海地域で初めて第5世代移動通信システム(5G)ネットワークのフルカバーを実現した現代的工業団地となっている。ゴピスクーン氏は、同工業パークの完成がより多くの投資を呼び込むとともに、新たな人材や理念、技術をもたらし、地元の経済と工業の発展をけん引するとの見通しを示した。同国政府がフェニックスパークを手本としてより多くの工業団地を開発し、経済・貿易の潜在力を掘り起こし、イノベーション・起業を促進することを計画していると述べた。

   また、「一帯一路」共同建設構想を通じ、トリニダード・トバゴと中国は関係を深め、経済・貿易協力を強化し続けていると指摘。ここ数年、ますます多くの人々が中国で複数の分野の訓練や交流活働に参加し、中国の発展経験を学ぶ機会を得ていると語った。

   ゴピスクーン氏は11月上旬に代表団を率い、第6回中国国際輸入博覧会と第16回中国・ラテンアメリカ企業家サミットに参加することを予定している。中国市場に良質な商品を紹介するとともに、中国の投資家を呼び込み、自国の製造業や軽工業、物流、海洋産業の発展を後押しする。

   中国を訪問した経験があるゴピスクーン氏は中国について、人々を魅了する国であり、中国では地元の美食や文化に触れられるだけでなく、工業の進歩や現代化の進み具合をより身近に感じることができると表明。11月の中国訪問では製造業やその他業界の大手企業を視察し、「一帯一路」共同建設構想の枠組みの下で、両国間やカリブ海地域と中国の協力の潜在力を探っていきたいとの考えを示した。

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