福建省で第3回国際黄檗禅フォーラム 黄檗の魅力と精神を探求

福建省で第3回国際黄檗禅フォーラム 黄檗の魅力と精神を探求

新華社 | 2023-10-24 16:59:32

   20日、第3回国際黄檗禅フォーラムの開会式。(福清=新華社記者/魏培全)

  【新華社福清10月24日】中国福建省福清市の黄檗(おうばく)山万福寺で20日、第3回国際黄檗禅フォーラムが開かれた。国内各地や日本、米国、インドネシア、マレーシア、オーストラリアなどから、黄檗禅文化の専門家や学者、黄檗の法脈に連なる人々、仏教界の来賓ら100人余りが集まり、黄檗禅文化の時を経てもあせない魅力や時代とともに歩む精神を探求した。

  福清市は黄檗禅文化発祥の地として知られる。フォーラムは福建省仏教協会と福州市仏教協会が主催。2日間にわたり、黄檗学術の歴史的発展と現代的価値に根差した学術的な重要論題について、議論と分析を行った。

  明末清初のころ、黄檗山万福寺の住職だった隠元禅師は、招きに応じて弟子らを率いて日本に渡り、京都の宇治に万福寺を建てた。黄檗禅を隣国に広め、後に日本三大禅宗の一つとなる黄檗宗を開いただけでなく、思想や建築、彫刻、言語、音楽、書道、絵画、篆刻(てんこく)、茶道、飲食、医薬など中国の文化や先進科学をもたらし、江戸時代の経済・社会の発展に大きな影響を与えた。

  福建省の仏教界と日本の黄檗宗は近年、頻繁に交流し、両国仏教界の友好を深め、仏教文化の交流を拡大している。(記者/魏培全)pagebreak

   20日、第3回国際黄檗禅フォーラムの開会式。(福清=新華社記者/魏培全)pagebreak

   20日、第3回国際黄檗禅フォーラムの開会式で、ビデオを通じて祝辞を寄せる中国の張大興(ちょう・だいこう)駐長崎総領事。(福清=新華社記者/魏培全)pagebreak

   20日、第3回国際黄檗禅フォーラムで行われた中国社会科学院中国国学研究・交流センター「黄檗講堂」のプレート除幕式。(福清=新華社記者/魏培全)pagebreak

   20日、黄檗山万福寺の大雄宝殿で営まれた記念法要。(福清=新華社記者/魏培全)

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