16日、金台・共享際文化産業パークで墨流箋の制作技術を体験するメディアの記者(右)。(北京=新華社記者/楊珏)
【新華社北京10月18日】中国で開かれている第3回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムのメディアセンターと北京市人民政府新聞(報道)弁公室は16日午後、「北京イノベーション文化」をテーマにした取材イベントを主催した。国内外の記者約40人が北京市東城区の金台・共享際文化産業パークと隆福寺文化街区を訪ね、同市の文化産業パークのイノベーション活力を感じ取った。
金台・共享際文化産業パークは鐘楼の北に位置し、北京中軸線に隣接している。同市の特色ある文化産業パーク、青年クリエーティブライフサービス社区(コミュニティー)として3月に新しくオープンした。
パーク内には散策して良し、食べて良し、遊んで良しの個性豊かな商店が数多くある。著名なカフェブランドStoryboard Coffee(ストーリーボード・コーヒー)は周辺の胡同(フートン、伝統的な路地)が持つ特徴を融合させ、ハクモクレンの木の下に「グリーンカフェ」を設計して建てた。伝統的な手すき紙工房の「我是楮先生」では、100種類余りの丁寧に表装された中国伝統の手すき紙様式が陳列されている。また、演劇も同パークの大きな特色となっており、小劇場の演劇空間を中心にイノベーションや創造性のパワーを十分に活性化させ、若い演劇従事者にコンテンツ創作のプラットフォームを提供している。
隆福寺は明代に創建され、歴史的には首都の中心的な商業地域だった。近年は景観保護と都市再開発の取り組みを経て、故宮・王府井・隆福寺からなる「文化のゴールデントライアングル」の重要な一部となった。隆福寺文化街区には現在、書店の更読書社やスノーボードブランドBURTON(バートン)の旗艦店など特色あるテナントが入居している。また、FunFly環遊天地8Kフライングシアターが試験営業を開始しており、来場者はデジタル技術によって平地にいながら壮大で美しい中国の風景を巡る飛行体験ができる。イベントに参加したメディアの記者からは、訪問を通じて北京市政府による文化産業パークづくりの成果を深く感じ取ったとの声が聞かれた。
第3回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムは「一帯一路の質の高い共同建設、手を携えて共同の発展と繁栄を実現」をテーマに17、18の両日、同市で開かれている。(記者/楊珏)pagebreak
16日、金台・共享際文化産業パークでパントマイムパフォーマンスを鑑賞するメディアの記者。(北京=新華社記者/楊珏)pagebreak
16日、金台・共享際文化産業パークで伝統的な手すき紙工房「我是楮先生」を見学するメディアの記者。(北京=新華社記者/楊珏)pagebreak
16日、金台・共享際文化産業パークにあるStoryboard Coffee(ストーリーボード・コーヒー)店舗の前でくつろぐ市民。(北京=新華社記者/楊珏)pagebreak
16日、北京市の隆福寺文化街区を見学するメディアの記者。(北京=新華社記者/楊珏)pagebreak
16日、北京市の隆福寺文化街区にある書店、更読書社を見学するメディアの記者。(北京=新華社記者/楊珏)