サクションパイルを指定海域に運ぶ運搬船。(8月27日撮影、天津=新華社配信)
【新華社天津9月22日】中国の海洋プラントメーカー、海洋石油工程は19日、同社が海南省陵水リー族自治県海域で建設を請け負う大型深海ガス田「深海1号」の第2期プロジェクトで、千メートル級深海サクションパイル3セットの設置を完了したと発表した。プロジェクトの水中生産設備の設置は重要な進展を遂げた。
サクションパイルは深海石油・ガス田の水中生産システムの重要インフラで、水中生産システムを海底にしっかりと固定する。「深海1号」第2期プロジェクトの重要設備であり、天津市浜海新区にある海洋石油工程の特殊設備製造工場で製造された。高さは19・68メートルで、杭胴径8メートル、設計貫入深度12・5メートル。一つの重量は94トンに上る。
海上設置作業には、クラス3の自動船位保持システムを備えた3千メートル級深水作業船「海洋石油285」を投入。サクションパイルの重心位置に基づき製造された特製のスリングロープを使うことで、パイルが吊り上げ時に海面に対して垂直を保てるようにした。
「深海1号」の第2期プロジェクトは中国初の深海高圧ガス田であり、稼働後は「深海1号」の年間ピーク生産量が30億立方メートルから45億立方メートルに増加する。(記者/梁姊、王井懐)pagebreak
サクションパイルの設置作業を行う作業船「海洋石油285」(奥)。(8月28日撮影、天津=新華社配信)pagebreak
サクションパイルの設置作業を行う作業船「海洋石油285」(奥)。(8月30日撮影、天津=新華社配信)pagebreak
サクションパイルを水中に下ろす作業船「海洋石油285」。(8月28日撮影、天津=新華社配信)