中国消費市場、1~8月は伸び維持 三つの特徴

中国消費市場、1~8月は伸び維持 三つの特徴

新華社 | 2023-09-19 14:20:34

  3日、中国国際サービス貿易交易会の国家会議センター会場で、テスラのブースを見学する人たち。(北京=新華社記者/鞠煥宗)

  【新社北京9月19日】中国国家統計局の付凌暉(ふ・りょうき)報道官はこのほど、国務院新聞(報道)弁公室が開いた記者会見で、今年の中国経済の成長は消費によるけん引効果が高かったと紹介した。経済・社会活動の全面的な正常化に伴い、消費の潜在力が喚起され、市場の販売は比較的高い伸びを維持した。

  1~8月の社会消費財小売総額は前年同期比7・0%増、サービス業の小売販売額は19・4%増となった。8月の社会消費品小売総額は前年同月比4・6%増となり、伸び率は前月を2・1ポイント上回った。付氏は1~8月の消費市場の主な特徴として次の3点を挙げた。

  ①商品販売の伸びが拡大した。移動や消費高度化に関連する商品の販売が加速し、商品の小売販売額の伸びが拡大した。8月の商品の小売販売額は3・7%増となり、伸び率は前月を2・7ポイント上回った。うち自動車や石油・石油製品など移動関連の小売販売額は前月の減少から増加に転じ、商品小売販売額全体を顕著にけん引した。消費高度化関連商品の販売は比較的高い伸びを示した。限度額(年商が卸売業で2千万元、小売業は500万元、1元=約20円)以上の企業の小売販売額は化粧品類が9・7%、金・銀・宝飾品が7・2%、通信機器類が8・5%それぞれ増加した。

  ②サービス消費が比較的高い伸びを維持した。今年の夏休み期間は旅行に出かける人が増え、飲食、宿泊、交通などのサービス消費は拡大し続けている。8月の飲食収入は12・4%増となった。サービス消費の高成長を受け、鉄道輸送、航空輸送、宿泊などのビジネス活動指数は軒並み55以上の比較的高い景気水準を維持した。文化・娯楽活動も顕著に増え、関連消費は引き続き高い伸びとなった。8月の映画興行収入は約2倍に増加し、舞台芸術公演市場の興行収入も倍増した。人々の移動関連サービスの消費、文化・娯楽関連の消費も拡大していることがわかった。

  ③オンライン小売のけん引効果が顕在化した。中国小売市場で新業態・新モデルが続々と現れ、ライブコマースや即時小売りといった新たな販売モデルが急発展を遂げ、ネット小売の伸びをけん引し、消費の拡大に貢献している。1~8月の実物商品のオンライン小売額は前年同期比9・5%増となり、社会消費財小売総額の26・4%を占め、社会小売総額の増加への寄与度はさらに向上した。

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