文明の一角を守る長城保護員 河北省

文明の一角を守る長城保護員 河北省

新華社 | 2023-09-19 14:13:42

   長城をパトロールする唐山市遷西県喜峰口二村の長城保護員、衡丙三(こう・へいさん)さん(58)。2008年に長城保護員となり、15年間にわたり喜峰口-西潘家口区間の古長城を保護してきた。(8月30日撮影、小型無人機から、唐山=新華社記者/牟宇)

  【新華社石家荘9月19日】万里の長城は2千年の歴史と、2万キロの長さを誇り、中華民族の大切なシンボルの一つとなっている。2006年12月1日施行の長城保護条例で確立された長城保護員制度の下、長城沿線には現在、6千人余りの保護員がいる。

  河北省は全国に先駆けて長城保護員制度を創設した。記者は15年以降、省内の長城沿いで10人余りの保護員の姿を撮影してきたが、彼らの多くは普通の農民で、30代のたくましい若者もいれば、還暦を過ぎた人もいる。彼らは長城保護の最前線でひたすら任務に励み、文明の一角を守り続けている。pagebreak

   長城のパトロールを終え、帰宅の途に就く唐山市遷西県喜峰口二村の衡丙三(こう・へいさん)さん。(8月30日撮影、小型無人機から、唐山=新華社記者/牟宇)pagebreak

   前後杖子区間の長城から遠くを見渡す遵化市侯寨鎮前後杖子村の趙春生(ちょう・しゅんせい)さん(52)。2018年に市の文化財保護部門に雇用され、長城保護員になった。(5月13日撮影、遵化=新華社記者/牟宇)pagebreak

   長城パトロールの経験を語る遷安市楊各荘鎮徐流口村の李徳旺(り・とくおう)さん(66)。2008年に長城保護員となり、村の近くの明代長城の保護を始めた。徐流口区間の3キロを担当し、ほぼ毎日パトロールをしている。(2020年9月4日撮影、遷安=新華社記者/牟宇)pagebreak

   自ら収集した長城の銘文れんがを紹介する遷西県楡木嶺(ゆぼくれい)村の梁慶立(りょう・けいりつ)さん(36、右)。中学卒業後に村の近くの明代長城の保護を始めた。2014年に県の文化財保護部門に雇用され、正式に長城保護員となった。(2018年6月29日撮影、遷西=新華社記者/牟宇)

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