中国商務部、対日輸入規制は「正当かつ合理的で必要」

   【新華社北京９月８日】中国商務部の何亜東（か・あとう）報道官は７日の定例記者会見で、日本の外務省が世界貿易機関（ＷＴＯ）に提出した文書で放射能汚染水の海洋放出後に中国が発表した輸入規制措置を「まったく受け入れられない」としたことについて質問を受け、次のように答えた。

   中国が自国の法律・法規とＷＴＯの関連規定に基づき取った緊急貿易措置は、完全に正当かつ合理的で必要である。日本は誤った行為を直ちに是正し、国際社会の懸念に確実に応えるべきだ。

   中国は日本の福島放射能汚染水の海洋放出問題について既に何度も厳正な立場を表明しており、ＷＴＯの関係会議と対日貿易政策審議においても深刻な懸念と疑問を何度も提起したが、日本政府は依然独断専行し、一方的に海洋放出を強行した。中国はこの文書が日本の委員会での一貫した論調の繰り返しであることを承知している。中国はＷＴＯを核心とする多国間貿易体制を常に支持しており、ＷＴＯのルールに基づき事を行っている。日本は我が身を反省し、放射能汚染のリスクを世界に転嫁するのを直ちに停止すべきである。