ＣＩＦＴＩＳ主賓国の英国、二国間サービス貿易協力の将来に期待

８月２８日、あいさつを述べるトム・デューク氏。（北京＝新華社配信）

   【新華社北京９月１日】２０２３年中国国際サービス貿易交易会（ＣＩＦＴＩＳ）は９月２～６日、北京で開かれる。今年の主賓国・英国は、過去４年で最大の中国訪問ビジネス代表団を組織し、クリエーティブ、スポーツ、教育、テクノロジー、エネルギー、医療・ヘルスケア、金融サービスなどの分野の展示に重点を置き、英国ブランドの活力と多様性をアピールする。

   英国は北京国家会議センターと首鋼園区の２カ所で７０以上のイベントを開催し、６０以上の英国企業や団体が中国のパートナーと対話を行う予定になっている。

   英国のトム・デューク（Ｔｏｍ Ｄｕｋｅ）中国駐在貿易委員は開幕を前に、英国出展代表団の準備状況について説明するとともに、ＣＩＦＴＩＳを通じて両国間の緊密な協力を促進し、ウィンウィンのビジョンを実現したいと表明した。

   デューク氏は、今年のＣＩＦＴＩＳは直近数回を上回る規模と質の高さで、英国は主賓国として参加できることをとてもうれしく思うと述べた。その上で、英国と中国は共に世界のサービス貿易分野における非常に重要なプレーヤーであり、ＣＩＦＴＩＳはサービス貿易分野における両国の協力と市場アクセスを引き続き深め、推進していくための良好なプラットフォームだとの見方を示した。

   また、英中両国間にはサービス貿易の上で大きな協力と発展の余地があり、両国間の貿易を強化し続けることは双方にとって有益だと指摘。将来的に、両国は金融専門サービスや医療サービス、環境サービス、技術サービスなど、あらゆる分野のサービス貿易でさらなる協力が可能との見方を示した。さらに、英国はＣＩＦＴＩＳ主催者が企画する一連のフォーラムやシンポジウムに積極的に参加していくとし、ＣＩＦＴＩＳへの参加を通じて両国間のサービス貿易協力を促進し、ウィンウィンの関係実現につなげたいと語った。