【新華社上海8月26日】新興5カ国(BRICS)が共同設立した新開発銀行(NDB)のレスリー・マースドープ副総裁兼CFO(最高財務責任者)はこのほど、同行の上海本部で新華社の単独インタビューに応じ、中国はBRICS協力メカニズムで極めて重要な役割を担い、グローバルサウス諸国の発展推進に重要な役割を果たしていると述べた。
マースドープ氏は、中国経済はより質の高くバランスのとれた方向へと進んでいるとし、「経済成長を支える長期的要素は確かなもので、中国は依然として活力に満ちた経済大国だ」と評価した。
2015年に設立されたNDBは、BRICSをはじめとする新興国・地域と発展途上国のインフラ整備と持続可能な開発事業への資源調達を目的とする。同時に多国間・地域金融機関として世界の成長と発展にも取り組む。
NDBは21年から加盟国の拡大を始め、バングラデシュ、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)、ウルグアイが新たに加わった。これまでの融資額は350億ドル(1ドル=約146円)に上り、加盟国のプロジェクト100件近くを承認している。