中国の大型ガス田「深海1号」、初の海底パイプライン清掃作業が完了

中国の大型ガス田「深海1号」、初の海底パイプライン清掃作業が完了

新華社 | 2023-08-22 14:41:19

   17日、洗浄用ピグをランチャーにセットする作業員。(三亜=新華社配信)

   【新華社海口8月22日】中国の国有石油大手、中国海洋石油集団(CNOOC)は20日、大型深海ガス田「深海1号」で稼働開始以来初となるパイプラインの清掃作業が順調に完了したと明らかにした。

  「深海1号」は中国が独自に探査、開発した最初の大型深海ガス田となる。同ガス田の生産監督を務める張宝(ちょう・ほう)氏は、安全で円滑なガス輸送を確保するため、海洋ガス田では「ピグ洗浄」と呼ばれるパイプラインの清掃作業を定期的に行い、運用過程で発生した堆積物や残液を除去すると同時に管内の状況を調査すると説明した。

  張氏によると、「深海1号」にはピグ洗浄装置3組が配備されており、今回実施した超深水パイプラインの清掃作業は総距離100キロ以上に及んだ。

  「深海1号」は海南省三亜市から150キロ離れた海域に位置し、2014年に発見された。天然ガスの確認埋蔵量は1千億立方メートル超で、最大水深は1500メートル、ガス井の深度は最大4千メートルをそれぞれ超える。中国がこれまでに独自開発した中で最も深く、開発が難しい大水深大型ガス田となっている。21年6月25日に生産を始めてから、天然ガスの累計生産量は50億立方メートルを超えた。(記者/陳子薇)pagebreak

   16日、パイプ清掃の準備をする作業員。(三亜=新華社配信)pagebreak

   16日、「深海1号」エネルギーステーションのそばで、海底パイプラインの経路確認に使用する水中ロボットROVを事前に投下する作業支援船。(三亜=新華社配信)

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