昆明国際花卉競売取引センターの電子入札ホール。(資料写真、昆明=新華社配信/朱琦)
【新華社昆明8月21日】中国雲南省の生花市場では旧暦七夕(今年は8月22日)を前に生花の取引量が増え続けている。同省昆明市の昆明国際花卉(かき)競売取引センターによると、17日の競り数は1026万本と初めて1千万本を超え、センター設立以来の最高記録を更新した。
同センターはアジアで取引規模が最大となる花卉の競り市場で、12日以降は七夕の取引のピーク期に入っている。1日当たりの競り数は900万本を超え、前年同期比より42%増加した。17日時点の出荷数は5700万本に上り、全国の消費者のニーズを満たしている。
同センターの競り人、李茜(り・せん)さんによると、今年も赤系のバラが人気だがビンテージカラーや彩度を落としたモランディカラーなども売り上げを伸ばしている。バラと組み合わせるその他の花の取引数や価格も上向き傾向にあるという。
昆明国際花卉競売取引センターの生花競売価格は15日から上昇を始め、17日には主要カテゴリーの平均価格が8月上旬より55%高い1本当たり0・95元(1元=約20円)となり、成約率も95%に上った。(記者/楊静)pagebreak
生花を等級分けする昆明国際花卉競売取引センターの職員。(資料写真、昆明=新華社配信/朱琦)