中国で7年間武術を学ぶモザンビークの若者

中国で7年間武術を学ぶモザンビークの若者

新華社 | 2023-08-19 16:33:59

   10日、中国武術の練習をするマークさん(右)。(太原=新華社記者/陳志豪)

   【新華社太原8月19日】アフリカ東部に位置するモザンビークの首都マプトで生まれたマークさんは幼い頃、カンフー映画に魅了されて中国武術を学びたいと思うようになった。2016年、山西省にある太原理工大学の中国語国際教育学科に入学したマークさんはある日、孔子学院の先生から贈られた太極服を着て授業に出席したところ、体育学院の崔艶華(さい・えんか)先生の目に留まり、武術協会に参加するよう勧められ、太極拳を系統的に学ぶことになった。

   マークさんは大学在学中、毎日授業後にトレーニング場で2~4時間の練習を行い、週末もトレーニングに費やし、7年間練習漬けの日々を送ってきた。

   マークさんは2016年から全国と山西省の武術の試合で太極拳、三路拳、刀術、棍術などの複数種目に参加してきた。最近の中国大学生武術競技選手権では24式太極拳で7位、42式太極拳で1位、42式太極剣で3位になるなど入賞を果たしている。

   10日、中国武術の練習をするマークさん(右)。(太原=新華社記者/陳志豪)

   マークさんは「中国武術には深い意味や文化的背景があり、武術は一種の生活スタイルであると同時に、時代の進歩とともにその内容も絶えず豊かさを増している」と述べた。

   マークさんのような武術愛好家は世界中に数え切れないほど存在しており、中国の多くの大学では体育の授業で留学生に武術を学ぶ機会を提供したり、専任教師が留学生にトレーニングを指導したりしている。

   体育学院の崔先生は「中国武術を愛する留学生がここで勉強することを心から歓迎するとともに、中国武術がさらに各地に広まることを願っている」と述べた。(記者/陳志豪)

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