日本に責任ある方法で汚染水を処理するよう再度促す 中国外交部

日本に責任ある方法で汚染水を処理するよう再度促す 中国外交部

新華社 | 2023-08-18 08:08:08

   【新華社北京8月18日】中国外交部の汪文斌(おう・ぶんひん)報道官は17日の記者会見で、東京電力福島第1原子力発電所に貯蔵している放射能汚染水が移送ホースの亀裂から漏れ出ていた問題についてコメントを求められ、次のように述べた。

   われわれは関係報道に留意している。福島の放射能汚染水を海洋放出する計画の正当性や安全性は国際社会から疑問視され続けており、福島原発に貯蔵している放射能汚染水の漏出が再び生じたことで、東電に管理能力がなく、日本政府の監督管理が無効であることへの国際社会の懸念が一層強まった。

   福島の人々は、放射能事故発生後の東電による事後処理作業がずさんで、隠ぺいやデータの改ざんが何度も発覚していることから、東電の汚染水処理能力に対する疑念を再三指摘している。

   東電は初めから終わりまで安全かつ責任を持って福島の放射能汚染水を処理できるのか。30年の長きにわたり失敗やミスのない放出管理を確保できるのか。浄化装置の長期的な有効性や信頼性を保てるのか。厳格な基準に従って放射能汚染水のサンプル採取やモニタリング活動ができるのか。これらの問題に対し、国際社会は大きな疑問符を打たざるを得ない。中国は日本に対し、国際社会や国内の人々の合理的な懸念を直視して海洋放出計画の強行をやめ、誠実な態度で周辺諸国と十分に意思疎通し、責任ある方法で放射能汚染水を確実に処理するとともに、厳しい国際監督を受け入れるよう改めて促す。

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