テルアビブのBYD販売店で展示されている「ATTO3」。(7月17日撮影、テルアビブ=新華社記者/陳君清)
【新華社北京8月16日】中国汽車工業協会(CAAM)が10日に発表した中国の7月の自動車輸出台数は前年同月比35・1%増(前月比2・7%増)の39万2千台、1~7月の累計は前年同期比67・9%増の25万3千台だった。輸出は中国自動車産業の急成長を支える第2のエンジンとなっている。
新エネルギー車(NEV)輸出は大幅に増加した。7月の輸出台数は従来型の化石燃料車が23・2%増(同4・3%減)の29万1千台、新エネ車が87・0%増(同29・5%増)の10万1千台だった。1~7月は化石燃料車が51・5%増の189万7千台、新エネ車が2・5倍の63万6千台となった。
新エネ車の輸出は、バッテリー式電気自動車(BEV)が主流となっている。7月はBEVが90・9%増(同37・3%増)の9万2千台、プラグインハイブリッド車(PHEV)が54・9%増(同18・2%減)の9千台だった。1~7月はBEVが2・6倍の58万1千台、PHEVが87・9%増の5万5千台となった。
特に、新エネ車大手の比亜迪(BYD)が「海外進出」のペースを速め、輸出台数を急拡大させている点が注目される。同社の7月の輸出台数は前年同月比4・5倍の1万9千台、1~7月は前年同期比8・9倍の10万台に達した。