アフガン問題における中国の姿勢を称賛 暫定政権報道官

アフガン問題における中国の姿勢を称賛 暫定政権報道官

新華社 | 2023-08-16 13:00:00

   【新華社カンダハル8月16日】アフガニスタン暫定政権のムジャヒド報道官はこのほど、カンダハルで新華社のインタビューに応じ、同国は中国との2国間関係の発展を非常に重視しており、中国がアフガン問題において果たした役割を称賛すると述べた。

   ムジャヒド氏は「中国との関係は極めて重要であり、特に経済、外交分野で非常に重視している」とした上で、「アフガン問題における中国の姿勢は称賛に値する」と評価した。

   2021年8月30日に最後の米軍輸送機1機がカブール国際空港を離陸し、20年にわたるアフガン戦争は米軍の慌ただしい撤退という形で終結した。同国は現在もなお、各産業が振るわず苦境にあえいでいる。中国は暫定政権と対等かつ敬意を持った交流を維持し、経済や人々の暮らしの困難を軽減するため実際の行動で同国を支援するとともに、アフガン関係の多国間協調を集中的に実施している。

   ムジャヒド氏は、アフガンの平和的復興と周辺地域における平和と安定実現のため、中国はこの2年間、アフガンの独立、主権、領土保全の尊重という原則に基づき、積極的な役割を果たしてきたとの見方を示した。また、アフガンが困難な復興に直面し、洪水や地震などの自然災害に見舞われた際、中国が速やかに人道支援を提供したことに言及した。

   ムジャヒド氏は両国の経済・貿易関係について、より多くの中国企業や投資家がアフガンに投資するよう呼び掛け、同国が中国の発展の経験から学ぶことを期待していると表明。暫定政権は、中国を含む海外投資家をより多く呼び込むため、国内の投資環境の改善とインフラ整備の加速に努めると語った。

   両国の経済・貿易協力は22年以降、着実に回復しており、昨年の2国間貿易額は前年比19・8%増の10億2800万ドル(1ドル=約146円)に上った。

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