天水市張家川回族自治県の関山営林場で撮影された華北ヒョウ。(7月11日撮影、天水=新華社配信)
【新華社蘭州8月14日】中国甘粛省の野生動植物保護ステーションはこのほど、同省天水市張家川回族自治県の関山営林場に設置した赤外線カメラが、野生の華北ヒョウの活動する様子を撮影したと明らかにした。同市で野生の華北ヒョウの映像が記録されたのは今回が初めて。
保護ステーションの職員が回収した赤外線カメラの映像資料には、7月11日に華北ヒョウの成体1頭が関山営林場エリア内で活動する様子が記録されていた。
華北ヒョウは中国固有種のヒョウ亜科動物で、中国ヒョウとも呼ばれ、主に森林を有する山地や丘陵地帯に生息している。
天水市野生動植物保護センターの付軍珍(ふ・ぐんちん)主任は、「今回天水で華北ヒョウが撮影されたことは、長年にわたる効果的な林業生態プロジェクトの実施により、継続的に野生動物の個体群が増加、生物多様性が改善、生態保護措置が一定の成果を収めていることを示す」と説明。最近設置した赤外線カメラはまた、マエガミジカ、ノロジカ、ブタバナアナグマなどさまざまな野生動物の姿も捉えたと述べた。(記者/文静)