【新華社ワンゲ8月14日】ジンバブエのムナンガグワ大統領は3日、中国インフラ大手の中国電力建設集団が建設を請け負ったワンゲ火力発電所の拡張プロジェクトの操業開始式典に出席し、同国の経済・社会の発展に対する中国政府の貴重な支援に感謝の意を表した。
ムナンガグワ氏が中国企業建設のプロジェクトの引き渡し式に出席するのは今回で今年3回目となる。ワンゲ発電所視察後のあいさつで、拡張プロジェクトの稼働は同国の近代化、工業化のプロセスを力強く推し進めるとし、より多くの中国企業が同国のエネルギー・電力分野に投資することを歓迎すると表明した。
中国の周鼎(しゅう・てい)駐ジンバブエ大使は同プロジェクトについて、中国政府が「一帯一路」枠組みの下、優遇金利で融資を提供した旗艦プロジェクトだと説明。ジンバブエ独立後最大級のインフラプロジェクトとして、両国の伝統的友好関係の新たな一里塚でもあると述べた。
ワンゲ火力発電所拡張プロジェクトは中国電力建設集団が建設を担い、中国輸出入銀行が融資を行った。2018年6月に着工し、23年上半期(1~6月)に7号機と8号機が系統連系に成功。総設備容量が670メガワットで、同国の電力不足を大きく緩和する。