ストリートダンスに情熱をささげる中国新疆の青年たち

ストリートダンスに情熱をささげる中国新疆の青年たち

新華社 | 2023-08-08 11:15:31

   【新華社ウルムチ8月8日】第6回中国新疆国際民族舞踊祭が5日までの17日間、新疆ウイグル自治区ウルムチ市で開かれた。3人の新疆青年が関連イベントで自らの物語と思いをストリートダンスで表現した。

若手ダンサーと一緒にステージに立ち、ダンス経験を語るクザヌール・トアルダホンさん(左)。(7月21日撮影、ウルムチ=新華社記者/胡虎虎)

   1992年生まれのクザヌール・トアルダホンさんは、14歳で民族舞踊を始め、18歳の時に初めてストリートダンスと出合った。新疆芸術学院で舞踊教育を専攻したクザヌールさんは、大学生になってさまざまなジャンルのダンスに触れるうちに「どのダンスでも身体言語で内面のストーリーや感情を表現するという点は、ある程度共通している」と考えるようになった。卒業後はストリートダンスに新たな道を見出し、民族舞踊との融合を考えている。

   36歳のディヤル・ゴブハリさんのストリートダンスの夢は21年前に始まった。もともと小学校の英語教師をしていたディヤルさんは2013年、仲間数人と北京で行われたストリートダンスの大会に参加した。その後しばらくの間、安定した仕事と大好きなストリートダンスとの間で悩んだが、後者を選び新疆でダンススタジオの専任講師になった。「ストリートダンスを物にするのは大変で、一つ一つの動作を何千回も練習する必要がある。単調でつらかったが情熱で続けられた」とディヤルさんは語った。

   今年28歳の陳歌(ちん・か)さんがストリートダンスに出合ったのは中学2年の時だった。会計学科を卒業した陳歌さんは、ストリートダンスのパフォーマンスで一定の経験を積んだ後、2021年にストリートダンスの団体を立ち上げた。現在、講師10人と生徒300人余りを抱える。「情熱があったから、多くのことが自然にできた」。陳歌さんの目標は、ストリートダンスを学ぶためのプラットフォームを作り、より多くの人が自分の思いに忠実に生き、夢をかなえる手助けをすることだという。(記者/周曄、張瑜)

新疆文化館劇場で仲間と一緒にストリートダンスを踊るディヤル・ゴブハリさん(中央)。(7月21日撮影、ウルムチ=新華社記者/胡虎虎)

新疆文化館劇場で仲間と一緒にストリートダンスを踊る陳歌(ちん・か)さん(右)。(7月21日撮影、ウルムチ=新華社記者/胡虎虎)

ストリートダンスを踊るクザヌール・トアルダホンさんのチーム。(7月21日撮影、ウルムチ=新華社記者/胡虎虎)

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