フォーチュングローバル500、中国勢142社がランクイン

フォーチュングローバル500、中国勢142社がランクイン

新華社 | 2023-08-05 11:05:54

   【新華社北京8月5日】米経済誌フォーチュンは2日、2023年版の世界企業番付「フォーチュングローバル500」を発表した。中国からは142社、米国は136社、日本は41社がランクインを果たし、この3カ国で上位500社の63・8%、売上高の68%を占めた。都市別では北京、ニューヨーク、ソウル、上海の企業が全体の4分の1を占めた。

   米小売大手のウォルマートは10年連続で首位の座を守った。サウジアラビアの国有石油大手サウジアラムコは初めて2位に順位を上げ、中国送電大手の国家電網は前年と同じく3位となった。4位に米ネット通販大手アマゾン、5位に中国エネルギー大手の中国石油天然気集団(CNPC)が続いた。

   新エネルギー車(NEV)関連技術のイノベーションと進化を受け、中国の自動車関連企業2社が今年のランキングのダークホースとなった。電気自動車(EV)大手の比亜迪(BYD)は436位から212位に躍進し、順位を最も上げた中国企業となり、車載電池大手の寧徳時代新能源科技(CATL)は292位と、初めてランク入りを果たした。

   23年版の「フォーチュングローバル500」にランクインした500社の合計売上高は約41兆ドル(1ドル=約143円)と前年比8・4%増え、ランキングのボーダーラインも286億ドルから309億ドルに上昇した。一方、世界経済の減速が響き、500社の純利益は合計で6・5%減の約2兆9千億ドルに落ち込んだ。中国勢は前年から3社減ったものの、売上高は11兆7千億ドルと1・7%増加した。

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