江蘇省初の新エネ送電移相器が稼働 地元の新エネ消費能力向上

江蘇省初の新エネ送電移相器が稼働 地元の新エネ消費能力向上

新華社 | 2023-08-02 13:20:42

   28日、江蘇省揚州市の揚州220キロボルト(kV)平安変電所に設置された110kV送電移相器設備の全容。(揚州=新華社配信)

  【新華社南京8月2日】中国江蘇省揚州市の移相器モデルプロジェクトのメインコントロールルームで28日、指令の伝達に伴って市内宝応県東部から3万キロワットの新エネルギー電力が同県市街地に送られる様子が、制御用大型スクリーンに表示された。この電力は、地元住民約4千世帯の電力需要を賄うことができる。

  中国送電大手、国家電網傘下の国網江蘇省電力によると、これは同省で初めて正式に稼働した新エネルギー送電移相器で、地元の新エネルギー消費能力を、県全体の電力負荷の16%に相当する10万キロワット増加させることができる。

  国家電網傘下の国網揚州供電の劉暁東(りゅう・ぎょうとう)副総経理は「移相器は、送電網に『信号機』を設置するように、送電の規模と方向を制御する機能を持っている」と述べ、「宝応県の市街地は電力負荷が大きいが、新エネルギーは主に中心地の東部に分布しており、移相器があれば、新エネルギー電力を『命令に従わせる』ことができ、東部から市街地への送電が可能になる」と説明した。(記者/陳席元、秦華江)

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