中国企業建設の水力発電所、ブルンジの発電量3割増やす

中国企業建設の水力発電所、ブルンジの発電量3割増やす

新華社 | 2023-08-02 08:53:28

   【新華社キガリ8月2日】アフリカ内陸国ブルンジの経済首都、ブジュンブラの南約43キロのルチバチ川下流に位置するルチバチ水力発電所はインフラ建設大手の中国電力建設が請け負い、設備容量が15メガワットとなる。2018年10月に着工し、22年7月に最後の発電ユニットが完成、試験運転終了後、発電ユニット全3基の系統連系発電が始まった。

   同発電所はブルンジ全国の発電量を3割近く増加させ、ブジュンブラ全域の電力需要を賄う。発電ユニット3基のうち1基は周辺の7村に安定した電力供給を行い、地元の経済発展にプラスの影響を与えている。

   建設工事は新型コロナウイルス感染拡大による影響を受けたものの、延期されることなく、予定より3カ月早く竣工した。発電所の運営・管理業務はブルンジ側に引き継がれており、中国側の技術チームは引き続き3年間にわたって技術支援を提供する。

   中国電力建設水力発電所事業部の普成(ふ・せい)氏によると、発電所建設工事でテリトリー管理を取り入れ、現地社員を採用し、1200人以上の技術労働者を育成した。

   ブルンジ水利・エネルギー・鉱業省のセレマニ・カミシ事務次官はこのほど、単独インタビューに応じ、エネルギー分野におけるブルンジと中国間の協力を高く評価し、中国企業がルチバチ発電所建設で成し遂げた業績を称えた。特に「発電所は計画より3カ月早く完工しており、中国企業の遂行力と契約の履行ぶりに感銘を受けた」と語った。

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