600年前の排水システム、故宮を大雨から守る 中国・北京

600年前の排水システム、故宮を大雨から守る 中国・北京

新華社 | 2023-08-02 08:22:04

   7月31日、大雨に見舞われた故宮博物院。(北京=新華社記者/金良快)

   【新華社北京8月2日】中国北京市が連日の大雨に見舞われる中、故宮博物院(紫禁城)は「九竜吐水」として知られる明清時代からの排水システムにより平穏無事を保った。

   紫禁城の雨水排水システムは明代にさかのぼる。故宮の地面は北京の地勢に合わせて北高南低となっており、また中央部分は両端より高く、排水面で有利な条件を持つ。現在も残る雨水溝の総延長は15キロを超え、うち13キロ近くを暗渠が占める。すべての排水用溝渠は敷地内を流れる内金水河につながっており、内金水河はさらに幅52メートルの護城河(堀)へ注ぎ、周辺の外金水河や中南海などの水系にも通じている。pagebreak

7月31日、故宮太和殿の台基に設けられた螭首(ちしゅ)の口から吐き出す雨水。(北京=新華社記者/金良快)pagebreak

7月31日、故宮の内金水河。(北京=新華社記者/金良快)pagebreak

7月31日、故宮太和殿の台基に設けられた螭首の口から吐き出す雨水。(北京=新華社記者/金良快)pagebreak

7月31日、雨の中で故宮博物院を取材する記者。(北京=新華社記者/金良快)pagebreak

7月31日、故宮太和殿の台基に設けられた螭首の口から吐き出す雨水。(北京=新華社記者/金良快)pagebreak

7月31日、大雨に見舞われた故宮博物院。(北京=新華社記者/金良快)pagebreak

7月31日、故宮の内金水河を泳ぐニシキゴイ。(北京=新華社記者/金良快)

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