中国の自動車輸出台数、1~6月は73%増 新エネ車が好調

中国の自動車輸出台数、1~6月は73%増 新エネ車が好調

新華社 | 2023-07-28 08:45:07

   山東省煙台港の自動車積み出し埠頭で船積みを待つ車両。(資料写真、小型無人機から、煙台=新華社記者/朱崢)

  【新華社北京7月28日】中国の自動車業界団体、全国乗用車市場情報連合会(CPCA)の崔東樹(さい・とうじゅ)秘書長は24日、中国の2023年1~6月の自動車輸出台数が前年同期比73・0%増の234万3千台に上り、好調だったと発表した。輸出車1台当たりの平均価格は2万ドル(1ドル=約140円)で前年同期の1万8千ドルから大幅に上昇した。

  中国の自動車輸出が21年から22年初めにかけて、欧州の先進国市場で大きく進展した。新エネルギー車(NEV)は中国の自動車輸出を主導する成長ポイントとなり、アジアやアフリカなどの市場に依存していた受動的な局面を脱した。新エネ車の輸出台数は20年が22万4千台、21年が59万台、22年が112万台に上り、23年1~6月は2・1倍の80万台となった。うち新エネ乗用車は2・1倍の77万台で新エネ車輸出全体の96・0%を占めた。

  中国の新エネ車は主に、西欧と東南アジア市場に輸出している。西欧や南欧のベルギー、スペイン、スロベニア、英国などはここ2年、輸出が好調で、23年はタイなど東南アジア諸国への輸出も拡大した。中でも上海汽車集団傘下の自主ブランド乗用車メーカーである上汽乗用車、比亜迪(BYD)などの新エネ車輸出が好調だった。

  1~6月は南米のチリなどへの輸出も旺盛だった。ロシアへの自動車輸出は7・2倍の37万台で、うち大型トラックやトレーラーなどの輸出が急増した。欧州への輸出は安定した増勢を維持した。

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