成都ユニバ選手村でパンダが人気に

成都ユニバ選手村でパンダが人気に

新華社 | 2023-07-28 13:26:03

   成都ユニバ選手村の「蓉宝」像の前で写真に納まるカミラ・ナプロスザックさん。(カミラさんのSNSより成都=新華社配信)

   【新華社成都7月28日】中国四川省成都市で28日に第31回FISUワールドユニバーシティゲームズ夏季大会(成都ユニバ)が開幕する。ポーランド・ワルシャワ医科大学からの唯一の参加選手、カミラ・ナプロスザックさん(24)は「自分が国を代表して大会に参加することがまだ信じられない。5年間、このために努力してきた」とツイートし、選手村にいる自身の写真をSNSにアップした。カミラさんの後ろでは、ジャイアントパンダをモチーフにした大会マスコット「蓉宝(ロンバオ)」の像が一際目を引いている。選手村入りする代表団の数が増えるにつれ、選手村食堂の向かいにある蓉宝の像は、多くの選手が最初に訪れる人気スポットになった。

  選手村では、至る所にあしらわれたパンダが、選手たちの成都滞在に数多くの楽しい記憶を添えている。選手村食堂の中国料理の主食コーナーでは、パンダ型の豆包(餡入りまんじゅう)と黒ゴマ湯円(もち米で作った団子)が毎日提供され、遠方から訪れた選手らが中国料理を探求するきっかけになっている。

  選手村にある公式ライセンス商品ショップを見て回る代表団メンバーも多い。ショップには、蓉宝の「変臉」(四川省の伝統演劇、川劇で行われる面の早変わり)版フィギュアなどさまざまな蓉宝グッズが並ぶ。蓉宝グッズを抱えて出てきたオーストラリア水球チームのルシンダ・スーザンさんは、グッズを買うだけでなく、チームメイトと一緒に本物のパンダを見に行きたいと語った。

  今大会では、「成都博物館と寛窄巷子(かんさくこうし)を巡る半日ツアー」「都江堰(とこうえん)と青城山を巡る1日ツアー」のほか、「パンダファン探訪の旅-成都ジャイアントパンダ繁殖研究基地半日ツアー」など11の都市文化体験観光ツアーを提供しており、代表団メンバーは大会専用アプリ「大運通」などを通じて予約と申し込みができる。

  選手村に設けられたツアー窓口の職員によると、ツアーは大会開幕後の29日から正式に始まるが、既に多くの代表団メンバーが予約に訪れており、うち半数以上が「ジャイアントパンダ繁殖研究基地半日ツアー」を選んでいるという。(記者/鄭直、季嘉東、陳地)pagebreak

   24日、成都ユニバの選手村食堂で提供されているパンダ型の豆包。(成都=新華社記者/鄭直)pagebreak

   20日、「変臉」の衣装を身にまとった大会マスコット「蓉宝」。(成都=新華社記者/謝佼)pagebreak

   24日、買ったばかりの卯年版「蓉宝」を持って写真に収まるオーストラリア水球チームのルシンダ・スーザンさん(左)とチームメイト。(成都=新華社記者/鄭直)

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