中国最大の野生キノコ市場を探索、希少キノコも 雲南省

中国最大の野生キノコ市場を探索、希少キノコも 雲南省

新華社 | 2023-07-25 11:49:07

   11日、雲南省昆明市の木水花野生キノコ取引市場で客と交渉する業者の海小磊(かい・しょうらい)さん。(昆明=新華社記者/孫敏)

   【新華社昆明7月25日】中国雲南省の野生キノコが市場に出回る時期を迎えている。昆明市にある「木水花」野生キノコ市場では、野生のキノコ260種類余りが売られている。同市場の成愛麗(せい・あいれい)総経理によると、7月は野生キノコの販売プレピークに当たり、省内だけでなく全国各地から野生キノコが入荷し、1日当たりの販売量は300トン前後に上る。同市場は2017~21年の年間取引額が、5年連続で70億元(1元=約19円)を超え、現在、中国最大の野生食用キノコ市場になっている。

  今年は雨が少なかったため、入荷が去年より20日程遅れ、価格は去年より30%程度高くなっているという。 

  雲南省は「野生キノコの王国」とも呼ばれており、全国の90%に当たる約900種類の野生の食用キノコが自生する。また、世界的にも希少価値が高い野生のマツタケやトリュフの主要産地でもある。同省の食用キノコは種類が多く、資源の豊富さ、生産量、生産額は全国トップを誇る。野生キノコはここ数年、輸出が伸びており、雲南省の味覚を代表する新たな特産品となっている。(記者/曾維、孫敏)pagebreak

   11日、雲南省昆明市の木水花野生キノコ取引市場で野生キノコを購入する客。(昆明=新華社記者/孫敏)pagebreak

   11日、雲南省昆明市の木水花野生キノコ取引市場内で2キロを超える野生キノコを見せる業者。(昆明=新華社記者/孫敏)pagebreak

   11日、雲南省昆明市の木水花野生キノコ取引市場でライブ配信を行う業者。(昆明=新華社記者/孫敏)

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